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環太平洋・アイヌ文化研究所 シンポジウム「アイヌ民族と北方圏の食文化」を開催しました |
環太平洋・アイヌ文化研究所主催の公開シンポジウム「アイヌ民族と北方圏の食文化」を11月28日(日)13時より開催しました。開催に先立ち12時30分より短大棟の実習食堂にて食文化を実際に参加者に体験してもらう目的から、鮭の塩ゆで汁「チエプオハウ」、冷凍した芋をすりおろして作る保存食の「ペネコショイモ」、「シケレペ(キハダの実)入りのクッキー」、「コウシラタシケプ(煮物・和えもの)」の4種を学生にも手伝ってもらいながら、試食していただきました。
基調講演では国立民族学博物館(大阪府吹田市)の佐々木史郎副館長に「北方先住民の食文化-アムール・サハリン・北海道」と題した講演をいただきました。その講演の中で佐々木副館長は、サケの天日干しなどを伝統食の例にあげ、アイヌ民族と極東ロシアのアムール川流域の北方民族に類似点が多いことを豊富な現地調査の写真とともに紹介してくださいました。また、「アイヌ民族同様、パンなど欧米の食文化普及で伝統食が儀礼的なものに変化した」と課題も指摘してくださいました。
次に財団法人アイヌ民族博物館(白老町)の村木美幸副館長が「アイヌ民族の食文化」、本学の金内花枝准教授が「栄養面からみたアイヌ伝統料理」と題した講演をおこないアイヌ民族の伝統食について社会学や栄養学の視点で捉えた研究を報告しました。
シンポジウムの最後には、本学の蓑島栄紀准教授(本研究所・所長)が司会となりパネルディスカッションをおこない講演者全員と会場からも活発なご意見をいただきアイヌ伝統食を伝承していく必要性を再確認いたしました。
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アイヌ伝統食の試食 |
基調講演 国立民族博物館 佐々木史郎副館長 |
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当日は市内近郊の自治体をはじめ道外からも100人を越す方々が参加してくださり食の多様性について理解を深めてくださいました。 このシンポジウムは本学での研究内容を地域住民にも広く知ってもらおうと、毎年1回程度開催しております。
本学の研究・教育活動にご理解をいただき多くの方に足を運んでいただきましたことを、この場をお借りしてお礼申しあげます。
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金内花枝准教授による講演
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パネルディスカッションの様子 |
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