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第5回 卒業研究発表会を苫小牧市民会館で開催しました

 

  2月19日(土)、第5回となる本学の卒業研究発表会を苫小牧市民会館において開催いたしました。今年は6名の学生がそれぞれの卒業研究の発表を行いました。

  鈴木誠哲さんの報告「モンゴル王公について 清朝以後の変遷」(主査=植木哲也教授、副査=高橋裕史准教授)は、小説やドラマなどで歴史に興味を持った鈴木さんが、華々しい世界史の表舞台から退いた後のモンゴル王公が清朝崩壊後には民族独立のさきがけとなるという歴史についてまとめたものです。勉強熱心な鈴木さんの成果が表れた報告であり、歴史を専門とする教員らによる様々な角度からの質問にもよく答えていました。

 

 渋谷あゆみさんの報告「北海道の馬文化について」(主査=岡田路明教授、副査=蓑島栄紀准教授)は、北海道における馬の役割が農業、軍事、娯楽等と変化してきた経緯などをまとめたものです。司会者からのコメントにもあったように渋谷さんの馬に対する愛情が伝わる報告であり、また、フロアからは一転して北海道で育った人々からの生活や経験にてらした質問が続き、まさに北海道における馬の存在感を伝えてくれる報告でした。

 津村春男さんの報告「北前船交易における松前藩の政策について 『場所請負制度』の弊害に対する考察」(主査=岡田路明教授、副査=蓑島栄紀准教授)は、江戸時代に全国的な物流が活発になっていく中でその生産の現場での負の側面に注目したものです。再び歴史を専門とする教員らから様々な質問が飛ぶような興味深い報告であり、司会者であった副査からも新しい見解が出てきてまとめるのが大変な分野を明快にまとめた良い内容であるとのコメントがありました。

 角田文子さんの報告「アイヌ語地名の研究 胆振・日高の市町村名とアイヌ語」(主査=岡田路明教授、副査=蓑島栄紀准教授)は、胆振・日高地方の現在の市町村名の由来を主にアイヌ語にさかのぼって調べたものです。主査の岡田教授もしばしば主張しているように、文献のみならず角田さんが自分で現地に足を運び観察やヒアリングを行った上での成果です。地名という身近な話題であることもあり、フロアからは報告内容に関連して道内の様々な地名の由来について、角田さんの見解を求められていました。

 

  福田理紗さんの報告「eラーニングシステムの設計と実装Ruby on Railsによる学習コンテンツ管理システムの作成」(主査=関谷雅弘教授、副査=伊藤博之教授)は、コンピュータを利用した教育システムの理論をまとめるだけでなく、実際のシステムも作成したものです。やはりその内容から本学教員の関心も高く、他のシステムとの長短や今後の展望などの実施に関わる質問が続きましたが、福田さんの回答は明快で、よく勉強された成果であることがうかがえました。

渋谷さん発表
津村さん発表
福田さん発表

 三浦花純さんの報告「空気を読む若者とキャラコミュニケーション」(主査=永石啓高准教授、副査=村井泰廣教授)は、現代の若者同士の人間関係が生み出された構造を伝統的な日本の人間関係と現代的なコミュニケーションのツールの特徴から解き明かしたものです。当事者でもある三浦さんの分析は、やはり彼らに関わっている我々教員にも興味深いもので、会の後にも多くの教員がコメントをしていました。フロアからは、若者同士では空気を読むのになぜ大人に対しては空気を読めないのか、といった疑問なども提示され、関心の高さと発展性のある内容であることをうかがわせました。

 このように、大学の内外から多くの方々にご参加をいただき、学生たちの研究発表に対してたくさんの有意義なご質問やご意見をいただくことができました。この場を借りて感謝の気持ちを表させていただくとともに、今後も学生たちに皆様のご指導をいただければ幸甚に思います。 なお、研究発表会の全体の司会には本学の1年生の中野桂輔さんと干場芽衣さん、また、受付などの運営にはやはり1年生の菅野千郷さんからのご協力をいただきました。在校生たちの快い協力をもってこの会が運営できたことを大変感謝いたします。

(講師 宇田川 大輔) 

三浦さん発表
第5回 集合写真

学生・卒業研究発表会のページ

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