ニュース

ホーム > ニュース一覧 > 中国での「フィールドスタディ(海外研修)」を実施しました

中国での「フィールドスタディ(海外研修)」を実施しました

 

 佐久間賢祐 教授の引率・指導のもと、9月8日(土)から14日(金)にかけて授業科目(実習2単位)として「曹洞宗の源流を訪ねて」というテーマの元で「フィールドスタディ(海外研修)」を実施しました。

 研修参加者の中から国際文化学科2年・仏教文化コースの江刺 ひろみさんに研修のレポートを寄せてもらいました。

 

 「海外研修」に参加して

- 禅の源流を訊ねて知った日本との様々な違い-

 

  今回の海外研修は「百聞は一見に如かず」まさにこの一言を実感するような旅であったように思います。中国から日本に伝わってきた禅の思想が現在それぞれの国でどのように伝えられているのか、実際にお寺の宿坊に泊まり、修行僧の方々とともに坐禅や読経することができたことで、我が身をもって経験させていただきました。坐禅の仕方やお経の読み方もそうですが、着るものから食べるものまで日本の文化とは異なり、特にお寺での食事は興味深いものでした。完全な精進料理なのはもちろんですが、日本のように素材の味を生かしながら、比較的あっさりとした料理というよりは、中国は全体的に油を使った炒め物が多かったように思います。しかし、一切肉を使わずに湯葉やグルテンをお肉のように加工しており、食感も似せて作られていたので、精進とは思えないほど食べごたえのある料理を頂くことができました。このような違いの中にも共通点は多く存在し、寺院の造りや建物の配置など、道元禅師が禅の教えを日本に伝える際、修行環境も可能な限り自分が修行した場所に近づけようとされていたのだろうということを感じ、古人の仏教に対する真摯な姿を感じさせられました。

 禅の源流を訊ねるという趣旨のもと行われた今回の海外研修では多くの仏教寺院や遺跡を訪れましたが、その中でも私が最も感慨深かったのは、達磨大師が9年間にも渡って坐禅を行ったとされる達磨洞を拝観することができたことです。この場所から「禅」の思想が誕生し、現在では世界中に広がる教えになったということを感じた時、達磨大師という人物の偉大さをあらためて考えさせられました。そして、インド、中国、日本とそれぞれの国を経ていく中で各国の文化とうまく融合し禅は発展していった、この感動を一人ではなく一緒に行った皆さんと共有できたことは本当に幸せなことだと思いました。

 現在、多くの寺院も観光地として整備が進み、建物も道路もきれいにされていましたが、今のように交通網も発達していない時代に仏教の教えを求めて他国に渡った方々がいかに強い意志を持っていたか、そしてその教えを現代まで伝えて下さった弟子がいかに優れていたかということを感じさせられる旅であったと思います。

 

 

道元禅師入宋記念碑にて

  写真:道元禅師入宋祈念碑にて(中央が江刺さん)

 

阿育王寺での記念撮影

写真:阿育王寺での記念撮影

 今まで本の中でしか読んだことない世界を実際にこの目で見て、五感で感じることができたことで、道元禅師の書物が今までより少し身近に感じ、理解を深めるきっかけになったと思います。このような機会はなかなか得られるものではありません。今回の海外研修は私にとって本当によく学び、考えさせられた日々だったと実感すると共に、文化の違いを体験することができた貴重な経験でした。

(国際文化学科2年・仏教文化コース 江刺 ひろみ) 

江刺さんが撮影した天童寺

天童寺での食事
写真:江刺さんが撮影した天童寺
写真:天童寺での食事

苫小牧駒澤大学 国際文化学部

フリーダイヤル 0120-57-1504

TEL: 0144-61-3111(代表)
FAX: 0144-61-3333

上へ移動↑