丸木舟の搬入と保存処理

―厚真町上野地区における丸木舟の発見と、公開・展示へ向けての道のり―

 下の写真は、2007年5月に厚真町上野地区の厚真川河川敷で発見された丸木舟(全長663cm.)の回収作業の風景です。
 この丸木舟については、現在、AMS法(炭素14測定)による年代測定を依頼中です。
 いつごろのものか、正確なことはまだわかっていませんが、これまで北海道内で発見されているアイヌ文化期の丸木舟と比較しても遜色ないものです。
 アイヌ民族の文化や河川交通の実態を考えるうえで貴重な資料となることが期待されています。
 この丸木舟は、厚真町と交わした協定により、2008年1月から本学に寄託されています。
 現在、本学の教員・学生たちによって、必要な保存処理がおこなわれています。
 ポリエチレングリコール溶液を吹き付けて、徐々に木質に含浸させる方法をとっています。
 4月には保存処理が完了し、当資料室で展示することが予定されています。

※資料室の収蔵・展示品紹介は随時追加・更新していく予定です。
大学に運び込まれた丸木舟
くん蒸処理(苫小牧市内の専門業者にて)
クレーンでの吊り上げを待つ丸木舟
厚真川河川敷で実測中(2007年10月13日)