読書雑感

このコラムは、企業経営者、団体のリーダーなどの方々にご登場をいただき、読書を基本軸に仕事や生活、文化、芸術、経済、哲学、を語って頂くコラムです。
コンサドーレ札幌を運営する(株)北海道フットボールクラブ代表取締役社長児玉芳明さん「サッカーボールは世界をつなぐ〜2006年W杯ドイツ大会から〜」に続く今回は、
昨年からほぼ1年を経ての小沼肇子さんが「読書雑感」に再登場です。前回は、50才目前の筆者が悪戦苦闘、艱難辛苦の末に大学に再挑戦し、見事に卒業される姿を活写されましたが、今回、お嬢さん自身にわき起こった更なる向学心と母親である筆者とのチョット珍妙ではあるが、それだけに実生活の中で起こった「事実」としての重みを感じさせてくれる物語。前・後編の2回シリーズでお届けいたします。どうぞ、お楽しみ下さい。

■第18回 「再学問ノススメ、再び!(前編)」 筆者:小沼 肇子さん

生活設計アドバイザー 小沼 肇子

前回の掲載から一年、苫小牧駒澤大学ホームページ上で再び読者の皆様にお目にかかれることになりました。

この一年の間に、皆さんの上にはどんな出来事がありましたか?学生諸君には、進級、卒業、出会い、別れ?

それぞれの人生に、時間だけは平等に過ぎました。私と言えば、否応なく「還暦」を迎えてしまいました!人生の来し方行く末を思わざるをえません。「はるばる、遠くへ来たもんだ〜」などという歌詞がふと口をついてでたりして。

しかし、古来のこの言葉こそ、人生の「リセット」つまりは今どきはやりの「再挑戦」につながるじゃありませんか。

さて、この夏は、駒大苫小牧準優勝の感動のドラマに、全国が酔いしれました。手に汗握る逆転のゲームを重ねて進んだ先に、待っていた決勝戦は、再試合の末に一点差の惜敗。

「アアッ!」

しかし、たくさんの道民の応援に後押しされて、チャレンジャーとして、彼らはただちに「再挑戦」をはじめるだろう。

「三連覇」より大きな宝物をそれぞれの胸に抱いて。

駒大苫小牧という希望の星に、還暦のおばさんも大いに励まされたのでした。

8月14日、朝日新聞夕刊に「いくつになっても勉強―動物実験で実証、学習用神経細胞が生き残り回路に」という記事が掲載されていました。英科学雑誌ネイチャー(電子版)に発表されたこの記事に、私のライフワーク「再学問ノススメ」は更に、勇気を得ました。

これを力に、再びお話したい「再学問」実例その2。もちろん、その1は、前回掲載の私自身の話。今回は、私の娘の話です。

すでに三十路を超えて、一人暮らしにして会社勤め8年になんなんとする我が娘がやって来て、「お母さん、お話があります」。母の心は<ついに、その日が来たか!>。嬉しさを押し殺し、表面そしらぬ風を装って、
「な〜に?」
「実は、会社を辞めました」
「ナニッ!」
「実は、大学に合格しました」
「何!?」
「実は、貯金で入学金は払い込み済みです。4年間の学費も確保してあります」

<何をか言わんや!!>
・・・・大学を出、勤めて8年になる娘さんが、退職をして大学へ!一体何が?そのわけは、次回の後編で明らかに。さあ、どうぞ後編もお楽しみに!

2006年8月23日脱稿

<成年後見法を考える>
生活設計アドバイザ-小沼肇子事務所のホ-ムペ-ジをご覧下さい。
アドレスは http://www.rak3.jp/home/user/0316/


■筆者プロフィール
小沼 肇子( こぬま けいこ )さん [ 生活設計アドバイザ- ]
昭和21年生まれ。 札幌市立旭ケ丘高校卒業。 藤女子短期大学 国文科卒業
中央大学 法学部卒業。 北海道銀行、北海道ロ-ン保証(株)勤務。
北海道新聞「朝の食卓」執筆。 ラジオ・テレビのコメンテ-タ-など。
前北海道文化放送番組審議委員長。

■現在
生活設計アドバイザ-小沼肇子事務所 主宰
生活相談を受付けるかたわら、講演を中心に活動
講演
「小沼肇子の再出発講座」「再学問ノススメ」「成年後見法」
「北海道の 女性たち」「メデイア・リテラシ-」「中高年の生き方」
「あなたも講師になれる」」「家庭生活の知恵」「北海道農業者の魅力」他多数

■公職
・札幌家庭裁判所家事調停委員
・人権擁護委員
・北海道精神医療審査会委員

■現在の関心事
「札幌後見支援の会」理事として、成年後見法の研究と実践に、力を注ぐ。「日本成年後見法学会」所属
健康・生きがいづくりアドバイザ-(厚生労働省外郭団体認定資格)として、中高年の生き方をサポ-ト FM放送でも活動

■趣味
・海外旅行。画材を求めて世界20数カ国を旅行
・写真。二人の孫を写すのが何よりの楽しみ。

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