読書雑感

このコラムは、企業経営者、団体のリーダーなどの方々にご登場をいただき、読書を基本軸に仕事や生活、文化、芸術、経済、哲学、を語って頂くコラム、エッセイです。
第25回「読書雑感」は(株)ダイナックス代表取締役社長足立憲三さんの「青春とは」をお届けします。サミュエル・ウルマンの詩「青春」は、多くの人に広く知られ生きていく希望や力を与えてくれています。筆者足立社長もまた、この詩から多くを学び今日までの生活、仕事、生きがいの基にされているお一人です。(株)ダイナックスは自動車の部品を製造している北海道の優良企業で、アメリカや中国には製造工場、ドイツにはヨーロッパ向け営業拠点を有しています。大きくグローバル化が進み会社と1400名を超える従業員をつなぐ強い絆や理念の構築に、足立社長はウルマンの「青春」の中心核である「夢と青春」をモチーフに、心と行動を夢につなげる『見方』を仕事・活動の指針としておられます。多くの示唆に富んだ考え方と失意を恐れない前向きな姿勢の大切さが簡潔に述べられており、筆者の一途な企業人、純粋な人となりを感じていただけることと思います。足立社長からの熱意あふれるメッセージを、どうぞリラックスして受け取っていただきたいものです。お楽しみください。

■第25回 「 青春とは 」

株式会社ダイナックス 代表取締役社長 足立 憲三

今回、『読書雑感』のご依頼があり、本心は躊躇していたのですが、逆の立場より観て、これからの日本を担う若者に何かお役に立ちたいと言う考えて゛あえて投稿する事に決めました。タドタドしい文面ですが、お許しのこと。

紹介したいのは、原作サミュエル・ウルマンの『青春』の詩文です。
マッカーサー将軍の座右の銘にもなっているそうです。特に、邦訳の岡田義夫氏のものは、小生、感泣しています。その素晴らしい一説を紹介いたしましょう。

人は信念と共に若く、疑念と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に朽ちる。

小生もこの三行を意識しています。

青春とは何ぞや。小生、三十年前でしょう?青春時代という歌が流行っていましたね。無論、皆さんはまだ生まれていなかったと思いますが、同僚の飲み会の打ち上げで、必ず、エンディングソングとして、みんなと肩を組んで歌ったものです。

さて、青春を大辞林で引きましたら、『若く元気な時代、人生の春に例えられる時期』とあります。決して何歳ぐらいと決めていません。若く元気な、とはどんな事を言うのでしょう。ウルマン曰く『胸中に抱く、情熱、心の様相であると』と詠っています。想像力、冒険心、情熱等の力、心がある事でしょう。その根底にあるものが、目標、課題、ゴールを持つことが大切と思っています。これが自分で見つける事も出来ましょう。又、先輩より教えられる事もありましょう。目標を設定したら、絶対、遣り通す心構え、情熱がありましたら、ドンドン想像力、実行力も出てくるでしょう。

実行段階で、色々なトラブルが考えられ、遭遇するでしょう。目的、目標に疑念が淀みましょう。この疑念に凝り固まると絶対ダメです。人間、失意に遭遇したら、初心に返れとよく言われます。挫折しかけた時、初心に帰り、初めの意気込み、ナゼこの目標を、自分の信念を再確認することが大切と思います。

実行段階で、恐怖心が出てくるでしょう。これをどのようにして排除する?
よく聴く話ですが、実行もしていないのに、恐怖、心配事項が淀んでしまう事がありますね。昔から巧遅拙速と言われています。小生も心掛けていますが、あれこれ考えすぎて、行動が遅くなるより、少しラフでも早く行動に移すことが大切です。行動すれば、結果が出ます。その結果が悪ければ、修正すればよいだけです。少々、時間、費用が掛かる場合もありますが。兎に角も、自信をもって行動する事が肝要と思います。

希望も大切です。その前に夢も大切です。

夢ある所に 希望あり。
希望ある所に 目標あり。
目標ある所に 計画あり。
計画ある所に 行動あり。
行動ある所に 結果あり。
結果ある所に 評価あり。
評価ある所に 進歩あり。
進歩ある所に 夢が広がる。

QCサークル活動の管理サイクル『計画 実行 評価 修正』をベースとした見方です。

又、岡田義夫氏の邦訳には出て参りませんが、原文には、心のアンテナを詠っています。皆さんも色んな情報(書籍 TV 話等)を入手されているでしょう。
情報の選択も重要です。又、率直に嬉しい、悲しい等喜怒哀楽を感受する気持が大切ですね。

小生、還暦を迎えてプラス一年、この思いをいついつまでも持ち続けたいと思っています。さて、さて、学生諸君も何時何時までも青春であり続けて頂きたい。

2008年8月21日 脱稿

■(株)ダイナックス URL http://www.dxj.co.jp/

■筆者プロフィール
足立 憲三 [株式会社ダイナックス 代表取締役社長]
氏  名 足立 憲三(あだち けんぞう)
生年月日 昭和22年3月25日生
出身地 大阪府八尾市
■最終学歴    
昭和44年(1969年)3月 大阪商業大学商経学部 卒業
■主要経歴    
昭和 44年 4月
(株)エクセディ(当時(株)大金製作所)入社
平成 4年 6月
取締役
平成 6年 6月
当社取締役(非常勤)
平成 6年 9月
(株)エクセディ上野事業所長
平成 7年 11月
AT事業部担当
平成 8年 6月
常務取締役
平成 10年 4月
TS事業部長、本社購買担当
平成 11年 6月
専務取締役
平成 14年 6月
退任
平成 14年 6月
当社入社 取締役
平成 14年 10月
常務取締役
平成 16年 6月
代表取締役社長(現在に至る)

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